首位攻防の一騎打ち―――デュエチューブリーグ後期第6節、第7~9戦観戦記。

DTL

はしがき

 第6戦終了時点での順位は以下の通り。

 魔王軍会心の3-0によりFTGとの差はわずか1Ptに。
 ここで満を持してFTGと魔王軍の直接対決が始まる。

 ここでFTGに求められるのは2-1を達成して総合Ptで同点に追いつかれないこと。最低でもリーダー戦時点でのポイントで勝ち越していればflat-にかかる負担はぐっと小さくなる。
 しかし同点、ましてや0-3で逆転などされようものなら……。

 武者震いしているであろうflat-、そしてその時を待つdotto。彼らが選んだ精鋭たちが、命運を握っている。

後期第6節ルール

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クイックカバレージ

第7戦:村井vs. セキボン

 ついにベールを脱いだ大魔王仕様の【闇自然フシギバース】。盟友◆ドラ焼きの自信作ということもあり全幅の信頼を寄せるセキボンだが……

「ゲーム終わっちゃうよォ~!?」

 ここで痛恨の手札事故。自然文明をチャージできないまま、3ターン目までを動けず終える。

 一方の村井は軽快に飛ばしていく。≪天体妖精エスメル≫から《キユリのASMラジオ》に繋いで≪天体妖精エスメル≫《型破の兎》をバトルゾーンへ。あっという間に7マナに到達。

 その後も《学識妖精サイクリル》で盤面を捌きつつ、リソースを拡充していく村井……と、ここまではよかったのだが、既に相当数の山札を掘っているにもかかわらず《CRYMAX ジャオウガ》が見えていない。

 水面下の村井の焦りをかぎつけたかのように、セキボンは《アーテル・ゴルギーニ》を召喚して《堕∞魔 ヴォゲンム》に辿り着く。追いついたぞ、と言わんばかりの13枚墓地肥やし。

 もうターンを返せなくなった村井は、熟慮の末勝負に出る。《アーテル・ゴルギーニ》から《学識妖精サイクリル》を2体蘇生し……ここでマナに《CRYMAX ジャオウガ》を落とす。

正に必殺級。急転直下のゲームセット。

 そして、【水闇自然ジャオウガ】鉄板のフィニッシュムーブ―――≪母なる星域≫!

 ダメ押しの≪♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり≫で《アーテル・ゴルギーニ》を封じられたセキボンに応手はなく、そのまま決着。チームの兄貴分として、後続に発破をかける先制点を決めた。

WINNER:村井

第8戦:るるる vs. ◆ドラ焼き

 奇しくも前期最終節と同じ対戦カードとなったこの試合。だが、かかった1ポイントの重みはその時と比較にならないほど大きい。

 先攻◆ドラ焼きは≪ダーク・ライフ≫→《堕∞魔 ヴォゲンム》のロケットスタート。墓地に置かれた13枚には、きっちり《大樹王 ギガンディダノス》や《不敵怪人アンダケイン》が含まれている。

 一方のるるるは多色事故に見舞われ、3ターン目まで動きなし。GAME7の鏡映しのような進行だ。

 このまま《大魔王 ウラギリダムス》が出せれば《大樹王 ギガンディダノス》でゲームセットなのだが……肝心の1枚が引けていないのも先刻同様。《不敵怪人アンダケイン》経由で《悪魔妖精ベラドンナ》をプレイするに留まる。

 るるるとしては無理やりにでも決めに行かなくてはならない状況。《ボルザード・ゴールド・ドラゴン》を4コストで召喚し、◆ドラ焼きへ向かわせる。革命チェンジ《蒼き守護神 ドギラゴン閃》!

「こいつに託すわ」

 ファイナル革命がスピードアタッカー・W・ブレイカーの《凰翔竜機ワルキューレ・ルピア》を呼び出し、いつだって大事な最初の3点はトリガー無し。

 躊躇うことなく《凰翔竜機ワルキューレ・ルピア》をタップし、《龍装者 バルチュリス》を宣言!即席で致死打点を組み上げ、細い線を通しに行く。踏むか。踏まないか。るるる◆ドラ焼き両者の目線が2枚のシールドに注がれる。そして……

絶対エース、わずかに及ばず。

 S・トリガー《地獄の冥将ゼツゴ》!防御面ではシンプルなブロッカーに過ぎないが、この局面では十分すぎた。

 一応《龍装者 バルチュリス》を《凰翔竜機ワルキューレ・ルピア》にチェンジさせてこれを討ち取ったるるるだが、焼け石に水。ダイレクトアタックに至らなかった以上、大魔王のおしおきが待っている。

 《大魔王 ウラギリダムス》2体と≪雷撃の冥将クーゼン≫が盤面を一掃し、《大樹王 ギガンディダノス》が反撃を抑え込む。《ブラキオ龍樹》の用意も抜かりないとあってはどうしようもなく、るるる投了。

 FTGvs.魔王軍、1-1。両者一歩も譲らない。

WINNER:◆ドラ焼き

第9戦:フェアリー vs. カイザ

 ここを超えればいよいよリーダー戦。未だFTGが1点のリードを保っているものの、仮にここで魔王軍が勝てばいよいよ点数が並ぶ。フェアリーflat-へ、カイザdottoへ、より良くバトンを回すことができるか。

 先攻カイザは2ターン目に《極楽鳥》、3ターン目に《桜風妖精ステップル》でマナを伸ばしていく動きに。対するフェアリーはアクション無し、4ターン目《理想と平和の決断》から動き出す構えだろう。

 一度フェアリーが盤面を作り終えてしまうと、さしもの《CRYMAX ジャオウガ》でも突破するのは難しい。先刻のにわか戦同様先手を打って対処に向かうが……その手法は、見るもの全ての予想を超えていた。

構築のマエストロをも唸らせた。

 すなわち、天門を閉ざす天使《聖霊超王 H・アルカディアス》!呪文戦略を封殺する、あまりにも痛烈かつ考え抜かれた一手。

 通常環境ではまず見られない取り合わせだが、≪天体妖精エスメル≫と《極楽鳥》が色基盤を担保し、《ブレイン・スラッシュ》からも蘇生可能と構築上の無理はない。今節環境の最強格デッキ【ヘブンズ・ゲート】に対し、カイザと魔王軍が提示したアンサーがこれだった。

 そして、この時点でフェアリーはまともなアクションを起こせなくなってしまう。展開の軸は全て呪文であり、採用枠的に《光開の精霊サイフォゲート》も搭載できていない。恐らくはここまで含めて先読みの範囲内。二手三手先を見抜く魔王スタイルが炸裂した。

【天門】相手に二連勝。カイザ、圧倒的。

 あとは悠々とリソースを伸ばしたカイザが≪伝達妖精セージ≫まで添えつつ、《CRYMAX ジャオウガ》を召喚して一斉攻撃。魔王軍の追い上げ止まらず、遂にFTGに追いついた。

WINNER:カイザ

クレジット
たけじょー:7~9戦のカバレージ

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