ZweiLance × dotto × フェアリー「DTL前期を終えて」

DTL

 激闘が続いたデュエチューブリーグ前期。
 他2チームの怒涛の追い上げを振り切り、SAGAの優勝で締めくくられた。

 企画自体の面白さはもちろん、ここで使われたデッキがほぼ同じ基盤で環境入りするなど、その影響は界隈全体まで広がった。
 新メンバーを迎え、DMGP直前に行われる後期第1節にも注目したい。

 10/18(金)から始まる後期に向けて、チームを牽引したZweiLancedottoフェアリー3人の対談企画を実施。
 準備段階の裏話や人知れず行われていた駆け引き、新メンバーについて迫っていく。


取り組みの難しさ

うまくいくかどうかのレベルだった

―――まずはDTL前期、お疲れさまでした。終わってみてどうでしたか。

dotto:楽しかったですね。大変でしたけど。

ZweiLance:一旦成功という形で終わったのは一安心だよね。企画を話してた段階だとうまくいくかどうかのレベルだったからね。全員強いプレイヤーではあるけど、言ってしまえば普通のCSに出ている若者を集めているだけだから。

―――CSに出ているという点、傍目から見ていてそこが1番大変なのかなと思いました。dotto選手は4月のDMGPで全国大会出場を決めているけど、プレイヤーにとって本来一番リソースを割きたいことはDMPランキングでの全国出場だと思うので。

ZweiLance:でも結局前期のSAGAからは俺、のすけくん、はるるくんの3人がランキングで全国出場を決めてるんだよね。SAGAは元々こういう企画があったとしてもCSに出まくる、CSジャンキーくらいのモチベーションを持ってる人を集めたつもりだから、全然想定通りですね。

ZweiLanceミノミーさんは北海道にいるだけで別にDMPランキングを走りたいだろうし。おんそくさんも結局後期走ってるしね。

dotto:あれだけ走らないと言っていたのに…。(笑)

―――プレイヤーとしての本分がDMPランキングになったのはいいことなのかもしれない。

ZweiLance:もっとDTLに時間は割けましたけどね。俺含め、そこは反省点だったかなと思う。

そもそも0⇒1をできる人がいない

―――カードゲームでは0から1を生み出すビルダー気質の人と、1を100に押し上げるプレイヤー気質の人に分けられる。DTLのルールでは特にビルダーが重要なので、その人にかかる負担は大きかったと思います。

ZweiLance:SAGAの場合はおんそくさんにかかる負担が大きかったなと思います。やっぱり0⇒1は自分のかなり不得意な分野なので、そういうところは彼に頼りっきりだった。

フェアリー:界隈全体を見渡してもプレイヤー気質の人のほうが多いからね。各チーム1人か2人が基盤を持ってきて、残りの人でその基盤をチューニングしていく形が多かった。

dotto:全国を探してもそもそも0⇒1をできる人がいない。ここは各チーム大変ですよ。

―――魔王軍はdotto選手、◆ドラ焼き選手がビルダーとして動けることが知られています。その点で言うと他のチームよりも負担は少なかったかなと思います。

dottoりっきーくんも頑張ってましたよ。めちゃくちゃポテンシャル高いんで、彼は。特にモチベーションに関しては桁外れ。

―――DMGPで全国大会を決めているのにDMPランキング上位レベルにCSに出続けていたのが印象的です。

dotto:俺も学生だったらそれぐらいモチベーションを保てているのかなと思いつつ…。学生の時に日本一を目指していたときは頑張ってたけど、それでもDMPランキングができる直前とかはモチベーションが落ちてたし…。背景が違うから一概には言えないですけど、それでも彼のモチベーションの高さはすごいと思います。

フェアリー:純粋にデュエマめちゃくちゃ好きそうだよね。

―――FTGに話を移しましょう。調整はどういう風にしていましたか?

フェアリー:自分とるるる村井(SON)が中心になってやってました。FTGは秋葉原のflat-工房の店舗で調整することが多いんですけど、そこで働いている村井が勤務の合間を縫って新カードでよくデッキを考えてDiscordに共有してくれて。それを俺とるるるが見ながら調整ってことが多かったですね。

DTLの取り組みについて

これだけは絶対いる、はNG

―――DTL本番の話を振り返っていきましょう。SAGAの優勝に終わりましたが、ポイントの取り方を見直してみると、5-1以上している節が各チーム1節ずつある。実は終わってみるとそれほど差がつかなかった。

フェアリー:前半のFTGはやばかったけどね。前半3節、18試合して3-15だから。

―――仰る通り…。ただ、持ち込んだデッキ自体は環境が合えば強そうだし、内容自体は傍目から見て悪くなかった気がします。

フェアリー:でも実は第1節から第6節まで、別に調整の仕方はそんなに変えてないんですよね。

フェアリー:第1節に関しては【アビス】がすごく強そうで、どのチームも持ってくるかな、くらいに考えてたんです。でも実際蓋を開けてみたらそんなにいなくて。

―――dotto選手が【闇単アビス】を持ってきたくらいですね。

フェアリー:実際そのメタ読みの失敗が0-6という結果に繋がってしまった。第1節は仮想敵を1つのデッキに絞ってしまったのが明確に反省点で、第2節からはその意識だけ変えたんです。これだけは絶対いる、みたいな視点は作らない。

フェアリー:第2、第3節も結果がついてこなかったけど、広く見れるようにチーム構築をした、という意識は変えていません。

ZweiLance:あ~……。

フェアリー:SAGAの第6節もそうだったよね。

ZweiLance:そう、同じなんだよね。今フェアリーさんが言ったような山張るみたいな、これはもう絶対他の全チームにいるみたいな……。

ZweiLance:それが割と今までうまくいってたのよ、ドンピシャというわけではないけど。じゃあ第6節も同じようにしましょう、ということで。

ZweiLance:第6節は【ジョーカーズ】が最強、なんなら全チームにいるし2人いてもおかしくないくらいに思ってた。

―――その結果が第6節の1-5。第3節で稼いだ貯金が吐き出される勢いの大ブレーキで、あわや優勝を逃すところでした。

ZweiLance:蓋を開けてみたら【ジョーカーズ】なんか誰も使ってなくて、全て空回った結果だった。FTGみたいにその失敗を最初にしてなかった分、最後は本当に危なかった。

ZweiLance:結局SAGAは右肩下がりの成績だったし……。後半3節は3-3、2-4、1-5。ギリギリ逃げ切った感じだったから、嬉しいけど課題は残ったなっていうのはメンバー全員感じていると思います。

dotto:リーグの戦いを重ねるにつれて各チームごとに戦略とかやり方は変わってくるだろうから、それが噛み合わなくなってくるタイミングはどうしてもあるでしょうね。別に各チームごとに悪いことをやっているわけじゃなくて、想定したメタゲームが違った結果大幅に負けちゃうみたいな……結構このリーグ戦ではありがちで。

―――まあでも各チームこの反省点を生かせているので、後期はこうはならないかもしれない。

ZweiLance:いやー……どうでしょう。繰り返します。ここは。

―――歴史は繰り返す……。

ZweiLance:でも実際こういう読みは当たってたらリターンがとんでもないじゃん。FTGの【アビス】一点読みが当たってたら順位は全然違ってただろうし。絶対的に悪いというわけではなかったんだけど……リスクは大きいなと思った。このやり方をしてしまうと本当にエグいことが起きてしまう。

ZweiLance:そういう意味で言うと、第6節の【ジョーカーズ】は足元を掬われやすい基盤だったので、それもよくなかったと思う。《深淵の逆転撃》の強さに気付けてたらそもそもデッキを外せたんだろうけど……。

dotto:この話は第3節の【火光アーマード】にも言えますよね。

―――実際、SAGAが6-0した裏で魔王軍の【アーマード】は不調でした。実は第3節、SAGAと魔王軍のデッキ選択にそこまで差はなかったんですよね。

ZweiLance:【XENARCH】と【天門】、あとはおんそくさんの前に寄った【アビス】とカイザの【アーマード】か。どちらも高速ビートダウンだから確かに似てるな。

dotto:そういう風に最初の方は使うデッキも似てたし、考え方というかやり方が似てたんでしょうね。

―――魔王軍視点の話ですが、5-1した第1節の取り組みが上手くいったように見えます。

dotto:成績がよかったのはそうなんですけど、実はあの節って中身的には全然満足してないんですよ。結果的にうまくいったというだけで、構築とか細かいところはもっと納得いってなかったです。

―――それで言うと、取り組み的には納得しているけど数字がついてこなかった回もあると。

dotto:他の節のほうが正直やってきた取り組みは良かったなという実感があったんですけど、結果がついてこなかったのが結構辛かったです。特に第4節。

第4節の後悔

―――第4節はdotto選手が【ドリームメイト】を使った回。大型大会でも同じ基盤で出場していたことから、構築に自信があったことが伺えます。

dotto:チーム構成的には【ファイアーバード】と【ドリームメイト】をちゃんと採用して、あとはリーグのメタにドンピシャの【デスパペットCOMPLEX】で完璧だったんですけど、各々のミスや運の噛み合いで負け越してしまった。あれは結構でかかったなと思ってましたね。

―――このゲームは事前準備のゲームだと認識していますが、本番はそれだけじゃない……。

dotto:うまくいかなかった理由がもう1つあって、セキボンさんとりっきーくんがデッキを直前に入れ替えたんですよ。リーダーとしてそれを認めてしまった。

―――本来練度としては逆だったと。

dotto:そうです。俺は1人で3rdデッキを探す作業をしていたからそこまで影響を受けなかったんだけど……。ここは後悔が残っています。

ZweiLance:実はSAGAも第4節には悔いが残ってて……。【ファイアーバード】を強いと分かって使わなかったんじゃなくて、そもそもの評価が低い状態で臨んじゃったんだよね。蓋開けたらゴリゴリのTier1だった。

ZweiLance:あのルールは他の種族のカードも入れられるルールだったから、そういう方向でアプローチしてしまった。そうしたら全然安定しなくね?となって……。

dottoおんそくくんの悪い癖やな。【ドリームメイト】も邪道構築だったし。

第5節にメタゲームは存在しなかった

ZweiLance:第5節もそんなに勝てなかったんだよな。2ブロックのときか。

―――【火水マジック】2面、【光水闇COMPLEX】を持って行った回ですね。

ZweiLance:あれも確か本意ではなかったんだよな。体調不良とか忙しさとか、いろんなことが重なってしまった。ただ、【マジック】が環境の王者という認識ではいた。

dotto:【マジック】2面は逆に読めなかったですけどね。するわけないと思ってた。(笑)

―――第5節を書くにあたって有識者の文献を漁ってたんですけど、【闇自然ゼニス】が事前予想で強いと予想されていたんですよね。実際には誰も使っていなかったし、【闇自然ゼニス】をそれぞれがメタったという分析もあった。

ZweiLance:いや……【闇自然ゼニス】使おうという話はSAGAではなかったな。【火自然ゼニス】のほうが評価が高かった。

dotto:俺もたくさん回してたんですけど、【闇自然ゼニス】の評価は全然高くなかった。《「呪怨」の頂天 サスペンス》のゲームを破壊する力が足りないんですよね。事前準備が足りてなかったら使ってくるかなくらいの認識。

フェアリー:実際FTGでにわかに持たせたのも【火自然ゼニス】だしね。

dotto:そもそも当時の2ブロックは大会数が少なく、やってる人も少なかったから、メタゲームが正確に定まっていなかった。その状態でやることになったっていうのはちょっと難しい節ではありましたよね。

―――言ってしまえば、誰が何を使ってくるかがあまり読めなかった。

dotto:メタゲームが分かっていたとしても、このときの2ブロックってジャンケン環境(3すくみ構成が生まれるような、相性差が激しい環境)で。それがさらに事前のメタゲームが共有されていない状態でやるという……めちゃくちゃ難しい環境だったなっていうのは思います。

―――そんな中、FTGは5-1と大幅な巻き返しを達成しました。

フェアリー:こちら視点も何を使ってくるか読めなかったから、戦略としては「自分の強い動きを押し付ける」ことを徹底しようと。そうやってにわかの【火自然ゼニス】とるるるの【火水マジック】が決まって、俺は被るのが嫌で別のデッキを探そうと。

―――結果、【闇自然アビス】の選択。《邪闘 シス》を絡めた大逆転はお見事でした。

dotto:あのデッキ選択は意表を突かれましたね。

フェアリー:当時の2ブロックの環境にいなかったから絶対対面練習もしてこないだろうし、【火自然ゼニス】くらいしかきつい対面がいなくて。持ち込んだら上手く刺さってくれた。2本目ののすけ戦も展開を噛み合わせず、うまいこと勝てましたしね。

魔王軍の改善点

dotto:でも、フェアリーさんの大逆転は実はりっきーくんのミスがあったんだよね。フェアリーさんの美しいプレイによってうまく隠れてくれた。

フェアリー:うまく隠せました。(笑)

dottoりっきーくんは場慣れしてないのが弱点なんですよね。普段はめちゃくちゃ上手いし、慣れてるところでは全く問題ないんですけど、対面に圧がある人が来たりするとミスしたりするんで。

フェアリー:そういうとこありますよね。

dotto:プラス想定してないデッキというのもあった。今後に期待したい部分ではありますよね。

―――触れづらい話題ですが、後半戦になればなるほどプレイングで魅せる人もいればプレイングで怒られてしまう人も多かった気がします。事前情報でセキボン選手がプレイミスについて指摘されていたことは耳にしました。

dottoセキボンさんは引きが強くて高い勝率を出してましたけど、ポロポロとプレイミスしてる部分はありましたね…。彼は調整のときにめちゃくちゃデッキを考えてくれるので貢献度は非常に高いんですけど、幅広いデッキタイプを触るように調整しているので、それが本番で裏目に出ちゃっていることがある。

―――セキボン選手はどちらかというと1つのデッキを詰めて勝つタイプだと認識してましたが、取り組み方も変えてるんですね。

dotto:もちろん練習しまくってるデッキの練度は高いんですよ、第2節の【水闇卍夜】は上手かったと思いますし。DTLでは俺がよくやる調整の仕方を一緒にやってくれてるんで、ミスが出てきちゃってるのは申し訳ないなと思って見てます。

dotto:それこそセキボンさんには練習したデッキを使ってもらえるような状況をこちらから用意してあげたいですね。基本的には普段使っているデッキを持ち込めるルールじゃないので、それがなかなか難しかった。

チーム構築と興行意識

―――今回、チーム構築に制限がないのは第2節と第5節だけでした。基本的にはチーム内で持ち込めるデッキは1種類ずつなので、3つのデッキの練度をチーム内で高めていくのは難しい作業です。

ZweiLance:SAGAはできるだけデッキ被せないようにっていうのは半年通してありました。どうしても調整の時間が取れなくて被った節はありましたけど。

―――SAGAは第1節、第5節以外はデッキ被りなしでしたね。

ZweiLance:ガチガチの対戦企画とはいっても興行ではあるから、1個本命があったとしても散らそうね、という。ここはおんそくさんの思想かな。

―――彼はそういうこと考えそう。

ZweiLance:番組を見てもらわないと場がなくなっちゃうからね。

dotto:魔王軍も基本的にはバラバラを意識して考えてましたけど、差つけられ始めてからは手段を選べないな~ってなっちゃいましたね。【闇t水XENARCH】をシェアした第5節、【水闇自然ビッグマナ】をシェアした第6節はそういう感じになっちゃった。

ZweiLance:その話でいうとFTGはデッキを被せてくる想定を途中からしていた記憶がある。フェアリーるるるのコンビが自信あるデッキをシェアして置いてきていたイメージがあったから。

フェアリー:前半3節は2人デッキを被せてました。でも途中からは被せてもいいことあんまりないんじゃないかと思って。そうしたら残りの節は全部勝ち越した。

ZweiLance:さっきの山を張るやり方の話にも繋がるんだけど、被せて外したときのデメリットもある。噛み合わなかったときに2人大負けしちゃうんだよね。

dotto:そう、被せてもそこまでメリットがあるわけではないんです。

フェアリー:今の話を聞いて思ったのは、FTGは被せてくる印象を前半3節で見せつけて、その印象がついた状態で第5、第6節を被せなかったことで意表を突いた。それが結果的に勝ちに近づいた部分もあったのかなって。

ZweiLance:大いにありますよ。

―――本人たちが意図していない部分で駆け引きが行われていた…。

フェアリー:今こういう風に振り返ってみたら面白いな。

ZweiLance:決めつけはよくないな。これはこうだと決めつけて成功した試しが1個もない。決めつけたやつから負けていく。

dotto:魔王軍の第5節もそうでしたね。【火水マジック】は絶対にいないと決めつけていたら◆ドラ焼きくんが0-2してしまったし。うん、決めつけはよくないです。

新メンバーの話

昔はちょっと苦手だった

―――来期に向けた話も伺えればと思います。新メンバーや選手トレードなどについて詳しく聞きたいのですが……まずはマイケル選手のSAGA加入は1番の驚きでした。

フェアリー:まあびっくりするよね。

―――実力的にはDTLメンバーに混じっていても全然おかしくないけど、1番意外な人選。

ZweiLance:俺が1番びっくりしてるよ。(笑)

dotto:彼はバーサーカーのイメージ。

ZweiLance:なんか怖いんだよね。高圧的とかじゃなくて覇気があるというか。今は全然大丈夫だけど昔はそれがちょっと苦手で……。本当に恐る恐る声をかけさせていただきました。

ZweiLance:でも怖いイコールかっこいいみたいな。すごいところで戦っているところを見たいというファン目線はあった。

―――マイケル選手が作ったデッキが大型大会で入賞した例はいくつかありますが、本人に目立った大会の実績がない。(公式カバレージに名前が挙げられていることは多々あるが、本人が登場した回数は確認した限り0回)

ZweiLance:実はビデオフィーチャーもないんじゃないかな。意外と目立とうとしないんよ。でもいざ声かけたらめっちゃ腰低くて……。逆に好きになっちゃいました。可愛いなと。

―――マイケル選手といえば【赤黒バスター】を《蒼き団長 ドギラゴン剣》殿堂以降も使い続けたことが印象的。《百鬼の邪王門》のようなカウンターカードを好む印象があります。

dotto:ど真ん中にストレートを投げてくるタイプではないですよね。デッキのこだわりが強い。全国的に見ても少ないタイプのプレイヤーではありますよね。

ZweiLance:ゲーム内での対話を好むタイプで、当たり前にプレイも上手い。デッキを作るのがうまいということもあって、期待しています。

わけがわかりません

―――そして……SAGAに加入したリキセキタクジン(以降タクジン)選手。

ZweiLanceタクジンはね……もうわけがわかりません。癖が強いのレベルを超えている。

dotto:いい子なんだけどね。

―――加入の話を聞いていなかった当時、Lithographの連絡用Discordサーバーに彼が本名で入ってきたとき何事かと思いました。

ZweiLance:サーバーに入ってきただけで面白いんだよ、あいつ。しかも本名でDiscordやってんのかよ。

フェアリー:メディア向きだよね。

ZweiLance:そう、世に出て欲しい人材。真面目な部分は俺たちがやるからお前は好き勝手やってくれって感じです。

フェアリー:絶対人気出ると思うな、あいつ。

ZweiLance:もっとランカーも呼べるけど、興行目線で、番組として面白くするならこいつしかいないという人選。

―――あまり話を伺ったことはないですが、カードゲーマーの面白い部分を凝縮したような人という印象があります。

ZweiLance:しかもしっかりしてる。頭がいいバカという感じ。何をすれば相手が面白がるかわかっているタイプだね。

―――プレイヤーとしても2019年にDMPランキングでの全国大会一歩手前、2023年にはランキングでの全国大会出場を果たしている実力者。期待しています。

ZweiLance:来期のSAGAはね、まあガラッと作風が変わりますよ。アローラサトシくらい。

ZweiLance:前期はストイックに競技志向っていう雰囲気でやってたけど、その反面プレッシャーというか、ストレスみたいなのも感じていて。それもあってちょっと人選を考えた結果、結構わちゃわちゃした。

ZweiLance:もうこのメンバーで決起集会もしました。ジンギスカン食ってきたよ。

フェアリー:仲いいなぁ。

FTG顔と千葉顔

―――FTGにはあーくん選手が加入。ライターとして有名で、DMGPでの2位入賞により全国大会出場を決めています。

フェアリー:彼しかいないな、という人選です。

ZweiLance:めちゃくちゃ嬉しそうだな、本人。

―――本人の気質がメディアとかが大好きなのはよく知っているので、DTLみたいな企画はめちゃくちゃ好きそう。口には出さないけどすごく出たがっていたのは間違いない。

フェアリー:秋葉原のflat-工房で定期的に集まるのに負担が大きくない人がいいと思っていて。実際彼とは一緒に調整したこともあるんだけど、自分が出ない大会の調整にも参加してくれて。自分が出ないのにちょっと集合に遅れたら申し訳ないとか謝って。いいやつかよ~って。

フェアリー:さっきSAGAが仲がいいって言ってたけど、FTGもいつものメンバーになったからね。今回トレードになったはるる、元々FTGメンバーと普通に遊ぶし…。

ZweiLance:実際、はるるは「FTG顔」だしにわかは「千葉顔」だね。にわかは元々おんそくマイケルと活動地域が被っていて、それぞれ調整の負担がそっちのほうが軽いよねということで、トレードっていう形になった。

―――今回メンバー入れ替えがなかった魔王軍は関西の色が強いメンバーが中心。それぞれのチームに地域色が出てきたイメージがあります。

dotto:他のチームが関東中心で集めてくるだろうから、自分はそこ以外から集めたいなという思いがあって。りっきーくんもいい人選でした。

フェアリー:たぶん後期は全チームかなり仲がよくなってる。これがすごく大事で、調整の質とかも上がってくると思う。

“デュエマっぽい”

ZweiLance:うちに限らず……という話で思うのは、公式だけの力だけじゃなく、プレイで魅せるだけでもなく、それ以外の部分でもっと盛り上げていかないといけない。楽しく面白い番組、いいキャラ作りをしていかないと。

―――個人的な意見として、DTLがe-sportsのような雰囲気で盛り上がっていければいいなと思っていたんですけど……タクジン選手のような存在が参入してくると、e-sportsというよりはいい意味でデュエマっぽくなるなと思っています。

フェアリー:デュエマっぽいの意味はわかる。

ZweiLance:かかるものがどんどんでかくなればなるほど、ふざけれなくなるよね。ここは塩梅が難しい。賞金ウン十万とかなったら、さっきの話みたいにデッキ散らしたりとか言ってられないかもしれない。

ZweiLance:興行と競技のバランスをうまく取っていくのが俺としてはいいなと思ってるから、今ぐらいがちょうどよく感じている。かといってこのままでいいかと言われると首を縦に振れない部分もあるから、もうちょっとグレードアップしてほしい。難しいところですね。

―――冷めすぎても熱くなりすぎてもよくない、ちょうどいいバランス感覚が必要そうです。前期で積み上げられたものに新メンバーがどういう風を吹かせるか、期待が高まりますね。


 インタビューを通して、戦術の噛み合いによって勢いを増したFTG、後半になるにつれて課題が見えてきたSAGA、魔王軍の構図が形成されていたことがわかった。
 決めつけや先入観によって足元を掬われる……全チームがそれを体感した今、後期に向けてどのような戦略を練ってくるのか。

 新メンバーを迎えて行われる後期に向けて、各チームの取り組みに今後も注目していきたい。

この記事を書いた人

DM Lithograph発起人。公式カバレージライター。DMGP9th優勝。第2期認定ジャッジ。最近はデュエプレめっちゃやってる。カス。

「私がめっちゃイヌ科さん好きみたいな印象を持つかもしれませんが、別にそんなことはないんですよ。どちらかというと三振かホームランかみたいなタイプだし、〆切破りの常習犯だったし、色々とむず痒く思うこともあるんですが……。」(神結先生の記事より抜粋)

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